保険内・保険外治療Insurance treatment or Independence treatment
保険の違い
保険制度は昭和36年に制定されました。当時は、今では当たり前のような治療すら普及しておらず「むし歯の洪水」の時代と呼ばれ、歯科医院には開院前から行列ができるような時代でした。
保険診療では“食べるために歯が機能する”ことが中心になっており、保険診療で使うことの出来る診療内容・材料には制限があります。
しかし、現在では社会が豊かになり我々の生活の質自体も豊かになっています。人によって感じる“豊かさ”が違うのと同様に、選ばれる“歯科治療”も個人によって様々です。
それに伴い、当院では患者さんに“健康でそして豊かな気持ちで”自分の歯を維持していただく為に、各個人のニーズに応じた治療法や材質をご提案しています。
当院からみた「選ぶための4つのポイント」をご紹介します。
1.健康:食事を楽しめるかどうかの指針です。
歯の噛み合わせが大きな要因になります。例え自分の歯であっても、肩こりなどの原因として歯の噛み合わせが関係している事もあります。人工歯を使う場合、ご自身の骨格や噛合わせに合った歯を選びたいものです。これを適合性と言います。
2.審美:見た目の美しさに関る指針です。
笑った瞬間のぞく歯、お話する時の口元は、老若男女問わず第一印象に大きく関ります。素材の種類そして、色の美しさは、選ぶ時のポイントになります。
3.耐久性:素材の質と健康のバランスの指針です。
耐久性は材質と適合精度に関わります。材質は歯の硬さに近く、噛み合せにやさしいものがよく、適合精度が良いほうがむし歯になりにくく長持ちします。
4.安全性:素材が人体に対する影響の指針です。
これは、歯だけでなく人体全体に影響する指針です。人口歯の素材によって「溶解性」というのがあります。これは長い間口の中に存在することで、素材が溶解してしまうことがあり、体質によっては人体自身にも影響してきますし、また、噛合わせにも影響します。
治療にあたって、何を優先すべきか?は人それぞれです。
保険であっても保険外であっても、また、高価な治療がご自身に合っているとも限りません。当院では、患者さん一人一人にあった“健康でそして豊かな気持ち”を保てる歯を、そして何より患者さん自身が納得される治療をご提供したいと思っています。歯科医師やスタッフまで、お気軽にご相談下さい。